レアウッド、いわゆる希少木を使ったウッドビーズのアクセサリーは、ネットサイトでたくさん販売されています。
でも、希少価値の高い素材を使っている割には安い。購入して分かったのが「素材は確かに説明にある通りの素材だけど、ビーズの出来が悪く、大量生産されている」こと。
銘木の素材を集めれば分かりますが、原木の価格はかなりのものです。ウッドビーズをきちんと作ろうとすれば、原木から採れるビーズはほんの僅か。
穴の位置も不ぞろい、方向も不ぞろいで、それをきっちり合わせようとすると、一粒ずつ作らないと無理なことがわかります。
品質はいまいち、まんまるい数珠もない・・・。ということで「自分で作ろう」ということになりました。
1年が経過
1年ほど前から素材収集をはじめることに。原木を集め、素材加工をするために日本各地を回りました。
ウッドビーズを均一に製造する原木がある程度集まって、やっとスタンダード品の加工を始め、在庫を作るまでに至りました。
写真はさまざまな原木から切り出された28mmサイズから8mmサイズのウッドビーズですが、すべて着色は一切行わず、自然の色合いです。
初めて手に取った方は必ず「これ、色つけてるの?」「ほんとに木なの?」と聞かれますが、決して着色をしておりません。自然の色合いと木目を楽しんでいただけるよう、必要最小限の表面加工(ウレタン加工)に留めました。蝋分を含んだ硬質な材については、磨くだけで十分なツヤが出るため、塗装もなく、自然のまま。
まんなかにある濃い緑色のビーズは「リグナムバイタ」ですが、比重が1.2もあり、とても木とは思えない重さですよ。右隣の青黒檀も比重が1以上あり、水牛の角でできた印鑑のような緻密さがあります。
現在は、女性向けのブレスレットに最適な8mmサイズと、女性・男性向けに最適な12mmサイズのウッドビーズを製造、ブレスレットに組み上げしています。
女性向けのブレスレットで在庫ができるまでに至り、ネットショップを開設することになりました。
男性向けは
男性向けのウッドビーズは、12mmを超えるサイズになります。銘木からウッドビーズを切り出すための均一で良質かつ適切な厚みのあるな素材がなかなか手に入らず、現在も試行錯誤しながら一つずつ手作りしている段階です。
こんなわけで、男性向けの通販サイトは、12mmを超えるサイズのウッドビーズの在庫がある程度できるまで、オーダーを頂いてからの製造になることをご容赦いただければ幸いです。