希少銘木

黒柿から大珠を削りだしました

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原木の説明ページでも説明しています「黒柿」について。
一般的には白色~薄い灰色の柿の木から、ごく希に墨を吸わせたように黒白のマーブル模様のような面白い原木が取れることがあり、それを「黒柿」と呼んでいます。
希少性をうたう表現として、あちこちのサイトで解説が見つかります「1万本に1本あるかどうか」といわれるほど、稀有な素材とのこと。
今回はその「黒柿」からウッドビーズを削りだしました。

黒柿の中でも下記写真のように、まさに「孔雀のような模様」の出る銘木があります。柿はもともと大きな木ではない上に、乾燥する際に発生するワレ・ヒビによりウッドビーズが取れる場所は限られます。この写真の原木は10センチほどですが、ちょうど目の中央が割れてしまっていること、右下も割れているので、良質なビーズが取れる場所は孔雀の羽の部分、5センチもありません。

20mm、18mmの削りだし

レディース、メンズ用として12mmサイズのウッドビーズを制作しつつ、貴重な黒柿を使って大珠にもチャレンジしました。このウッドビーズは塗装なしで磨きを加えて自然なツヤが出ている状態です。
比重は0.7前後でずっしり重くはありませんが、ゴルフのヘッドに用いられたほど硬質な素材で、自身が持つ蝋分で穏やかなツヤ仕上げになります。
奥の右側が20mm、左側が18mmになります。唯一無二の模様が出た珠ができます。

 

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